<注> 差出人(From)の「表示名」とは
From: "Saitama Taro" <abcd@xxxx.saitama-u.ac.jp>
このうちの "Saitama Taro" の部分にあたります。
先般、Office365のメールシステム(Exchange Online)において、
Microsoft 365 ロードマップ (Featured ID: 26819) に沿って
プロトコルの設計変更が展開されました。
この変更の結果、特にメールソフトを利用するメール送受信において、以下の動作変更が発生しました。
- メールソフトで設定した送信者(From)表示名が、相手先に届くメールに反映されなくなりました。
メールソフトにおいて表示名を設定しても、Office365システムの既定の表示名に上書きされてしまいます。
また、TO,CC に設定した表示名も、Office365システム内(@mail. @ms. のアドレス)のアドレスに関しては同様に書きかえられてしまいます。
- メールソフトを用いてSMTPによりメール送信したとき、Office365メールシステム自体が
「送信済みアイテム」に送信メールのコピーを作成します。
→メールソフトも送信済みメールのコピーを作る場合、二重にコピーが保存されることになります。
- セカンドメールアドレスは、From,To,CC いずれの場合も、
プライマリメールアドレスに書きかえられます。
ただしOffice365システム外(@mail. @ms. 以外のアドレス)の相手先に着信するメールに限り、Fromだけは書きかえられず、
セカンドメールアドレスのまま表示されます。
この事態を受けまして、情報メディア基盤センターとしては以下の対応を実施させていただきます。
- 現在、Office365メール利用者において「表示名」を編集することはできません。
暫定対策として、Office365システムにおいて、既定の「表示名」を【メールアドレス】と同一にいたしました。
- 従来はメールソフトを利用した「表示名」の設定方法をご紹介していましたが、無効となりましたので
今後コンテンツの更改を進めます。
- 「表示名」として利用者の氏名を使用できるよう、情報システムの改修を実施します。
改修の実施は、2019年春ごろを予定しています。
- システム改修において、利用者が「表示名」を編集できるようにするかどうかは、
情報セキュリティ保護の観点から慎重に判断いたします。
- セカンドメールアドレスについても 今後コンテンツの更改を進めます。
利用者の皆様には大変ご迷惑をおかけしますが、どうかよろしくご協力のほどお願いいたします。