【Office365メール】差出人(From)の表示名の編集について

2018年11月01日


先般、Office365のメールシステム(Exchange Online)において、 Microsoft 365 ロードマップ (Featured ID: 26819) に沿って プロトコルの設計変更が展開されました。

この変更の結果、特にメールソフトを利用するメール送受信において、以下の動作変更が発生しました。

  • メールソフトで設定した送信者(From)表示名が、相手先に届くメールに反映されなくなりました。
    メールソフトにおいて表示名を設定しても、Office365システムの既定の表示名に上書きされてしまいます。
    また、TO,CC に設定した表示名も、Office365システム内(@mail. @ms. のアドレス)のアドレスに関しては同様に書きかえられてしまいます。
  • メールソフトを用いてSMTPによりメール送信したとき、Office365メールシステム自体が 「送信済みアイテム」に送信メールのコピーを作成します。
    →メールソフトも送信済みメールのコピーを作る場合、二重にコピーが保存されることになります。
  • セカンドメールアドレスは、From,To,CC いずれの場合も、 プライマリメールアドレスに書きかえられます。
    ただしOffice365システム外(@mail. @ms. 以外のアドレス)の相手先に着信するメールに限り、Fromだけは書きかえられず、 セカンドメールアドレスのまま表示されます。

この事態を受けまして、情報メディア基盤センターとしては以下の対応を実施させていただきます。

  • 現在、Office365メール利用者において「表示名」を編集することはできません。
    暫定対策として、Office365システムにおいて、既定の「表示名」を【メールアドレス】と同一にいたしました。
  • 従来はメールソフトを利用した「表示名」の設定方法をご紹介していましたが、無効となりましたので 今後コンテンツの更改を進めます。
  • 「表示名」として利用者の氏名を使用できるよう、情報システムの改修を実施します。
    改修の実施は、2019年春ごろを予定しています。
  • システム改修において、利用者が「表示名」を編集できるようにするかどうかは、 情報セキュリティ保護の観点から慎重に判断いたします。
  • セカンドメールアドレスについても 今後コンテンツの更改を進めます。


利用者の皆様には大変ご迷惑をおかけしますが、どうかよろしくご協力のほどお願いいたします。

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